気!
午前6時起き。通常の日、通常の出勤。午前9時出勤。
4月の給与計算に精を出す長谷川さん、羽生さん。授業のスライド作成に燃える松浦さん。女性3人に囲まれて、ボクはまたひたすら新ホームページの校正。7割ほど完成か。
午後5:30退社。品川プリンスホテルわきのアクア・スタジアムは、ボクが朝出勤する時も、帰るときも、100mほどの行列ができている。
電車内では『勝者の代償』を少し読む。英国航空では、得意客を、好みの飲み物と新聞で歓迎するのだそうである。
大量生産、大量消費の時代は終わった。これからは「私的でパーソナル」なものがウケるというこの波は止めようがなかろう。私的でパーソナルとは重複した表現のようだが、非常に成功した医師でもあるボクの恩師がよく使っていた言葉である。
どんな仕事でもであろうが、お客さんの私的なニーズにお応えしようと思えば、仕事は「気」でやらなくてはならない。気合い入れて、じゃないっすよ。気は「入れる」ものではなく、「使う」もの、「配る」もの、「回す」もの、「利かせる」ものだ。お客さんに「気が利いてるねぇ」って言って、あるいは思ってもらえないといけない。
「そんなことはやらないだろう」と人がタカをくくっているようなことを、しかも先を制して、つまり言われる前にやって初めて、「気が利いている」と判断してもらえる。つまりオーダーする前から好きな飲み物と新聞が出てくる、というようなことだ。リングの上でマイクを持たせてみたら「こんばんは」と言ってしまうっていうのも、相当、気が利いているとはいえよう。
ボクらの仕事の商品はサービスである。質量のあるモノは一切売っていない。モノさえ良ければ、それを売っている人間が仮に多少、気が利いていなくても許せる。が、モノがなければ「気」しか残らない。
夕食=ビーフステーキ、ご飯、納豆など。デザートに新発売のスーパーカップ「小倉味」を食べる。84円。
| 固定リンク
« 労働って | トップページ | 期せずして仕事放棄 »
