日米の暮らし
午前10:30出勤。
11時過ぎ、松浦さんの後輩でアメリカのウエスタン・ステーツ・カイロプラクティック大を卒業したばかりのAさん、訪ねて来る。日本に帰ってくるべきか、あっちでやってゆくべきか、悩んでいる模様。どっちがいいのか。
あっちの消費者物価は、ざっと日本の半分だろう。例えばガソリン。あっちの1ガロン(3.8リットル)とこっちの1リットルがほぼ同じ値段である。つまり日本はアメリカの4倍ほど。
また、5千万円も出せば、ボクのいたシカゴ郊外でも、庭で馬を飼えるような家が手に入る。同じ収入があるなら、間違いなくアメリカでの方がいい暮らしができよう。
が、仕事は? よく言われるようにあっちは訴訟社会だ。なんだかんだ言っても、国籍を持っていない外国人の立場では、いざという時には弱いのではないか。
また、1ドルが200円とか300円とかだったりした頃は、あっちで一財産築けば、それを持って日本に帰って来て、後はのんびり暮らすということができた。が、今やあっちでワン・ミリオン・ダラーズ(約1億円)貯めて帰って来ても、それで余生を――というにはちょっと心許ない。
などなど、まあ一長一短なわけで、最終的には人生観ですね。どういう環境で働き、暮らす、どういう自分でありたいのか。誰を相手に活動し、どの社会に貢献したいのか、とかいう、ね。
――――
学院2年生の授業は斜頚に入る。続いての松浦さんのワンポイント・レッスンは『ブロッキング・テクニック』。ブロッキング・テクニックとは、くさび形の専用「ブロック」を腰の下に入れて患者さんにうつ伏せになってもらい、骨盤のゆがみを矯正するとされる方法である。Aさんも見学してゆく。
夕食=オムライスなど。
| 固定リンク
« ダイヤモンドは―― | トップページ | 本でも―― »
