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またまた国家資格について少々

 また目黒界隈を散歩の後、学院出勤。午前7時。
 午前10時、お世話になっている税理士のKさん来訪。夏休みとて時間があるので、税金について少し勉強しておこうとのハラで来ていただいた。しばしレクチャーを受ける。
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 鍼灸師のS先生からEMをいただく。
「鍼灸界は“年功序列”と“徒弟制度”が暗黒面のように被っている世界ですから、“学校=国家試験の合格が目的、治す技術の習得=弟子入り”が定説となっております。<中略>しかも、その技術に関しても、お偉い方たちの間で見解が統一されていないのが実情です。このような理由から卒業後、カイロのセミナーを受講したり、学校の門叩いたりする鍼灸師が存在するのです。ですから、『資格と技術は一致しない』というのが結論です」
 その昔、カイロプラクティックの講師として、毎週末のように日本中あちこちのセミナーに招かれて行っていた頃がある。聴講生の方々の多くが、柔道整復や鍼灸の有資格者であったことに驚いたものだ。ご存じのようにカイロプラクティックは、日本では、国家資格が無い。なのに既に資格を持っていらっしゃる方々がそのカイロプラクティックを学び、可能ならそれで仕事までしてしまいたい、とおっしゃるのである。
 何故? とは誰しも思うだろうが、それは実は不思議でも何でもない。患者さんは自分たちのゲットするもの(治療効果)に関心があるんであって、ボクら治療家がどのようにしてその技術を学んできたかなんてことには一縷(いちる)の興味もないのだ。
「いいものはいい(駄目なものは駄目)」
「お客(患者)様は神様です」
と、このシンプルな原則で全ては回る。
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 夕食=鳥のタルタルソースがけ丼、海草サラダ、焼きプリンなど。

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