手技
午前10時出勤。
2年生の授業は、前回に続き、足部の障害についての整形外科学的お勉強。さらにそれらへの手技療法的アプローチ。2年生の授業はたいていこのパターンの繰り返しで進む。
整形外科の伝家の宝刀は手術である。よってその教科書は往々にして、個々の障害について病理の説明をした後、すぐに手術の話に行ってしまいがちである。いかなる障害の場合でも、手術に踏み切る前には必ず保存療法(手術以外の療法)で様子を見るべきなのだが、この仕事は地味だもんで、軽視されがちだ。
ボクらの仕事の要諦はまさに、この軽んじられがちな分野を極めることにある。保存療法というとサポーターを巻いてみたり、足底挿板(靴の中敷き)を誂(あつら)えたりといったことが想像されようが、最も効果の高い保存療法は概ね手技療法である。
午後10時よりAさんと、学院近所の居酒屋で食事。梅干しのソースで食べるタコさしが美味い店である。
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