« イバリュエーション | トップページ | ストア・ポイキレ »

問題解決能力とは

 午前9時出勤。一人でゆっくりデスクワーク(相も変わらず教材のメンテナンス)に取り組めるかと思いきや、電話がプルプル鳴る。学院直営店・もともまち院・スタッフのMさん。
「(スタッフの)Hさんは?」(M)
「今日お休みだよ~ん。何?」(ボク)
 PC上の、診察券のデザインをセーブしてあるファイルが開けないとのこと。
「この間までは開けたんですが」(M)
「じゃ、さ、そのアプリケーション(プログラム)の方を先に開いて、そこからファイル→開くで開けてみたら?」(ボク)
「――あ、開けました。ありがとうございます」(M)
 問題解決能力とはこういうものだよ。要は機転です。
 上のようにすれば上手くいくと、ボクが知っていたわけではない。これが駄目ならあれ、あれが駄目ならそれと、柔軟に二の手、三の手を打てたという点だけだ、ボクがキミより上なのは。が、これは重要だ。
 腰痛だって肩こりだって、本当に本当の原因というのは特定できないことが多い。患者さんのニーズだって多くは捉え難い。口には出さないけど実は期待してるモノまで含めると、その有り様はあまりに多様だ。
 そんなだからこそ、そういった方面に、お医者さんたちがサジを投げてしまうわけで、ボクらのやっているような仕事が成り立っているともいえる。だからこの事情は、ありがたいことというべきでもあるだろう。
 まあとにかく、コンピューターのソフトウェアもこれに似ている。毎年のように新しいソフトができ、既にあるものもバージョンアップする。そんな状況だから、バグといって、ソフトそのものに間違いが組み込まれていることだって多い。そんなモノを相手にして、「必要以上に」論理的に悩むというのは時間と労力の無駄というものだ。
――――
 授業前、学生と腋臭(わきが)の話題で盛り上がる。んなもんで盛り上がるな! と突っ込むなかれ、読者よ。大切で真剣な話なのだ。
 ボクらの仕事ぐらい、お客(患者)さんと身体的に近づく仕事はないだろう。腋臭の強い人は、嫌われたくなければ、当然、気をつけなくてはならない。自慢じゃないがボクは汗っかきで、日本人で自分より腋臭の強い人間にはまだ会ったことがない。これを言うとボクを知っている人は皆、意外がるが、それは気をつけているからだ。
2005_09_15_caplio_006 どうやって? こうやって、である。国産品では写真の、ライオンのスティックタイプ・デオドラントしかない。女の子が着けているロールオンタイプとか、スプレータイプでは、とてもじゃないが「効かない」。が、このスティックタイプ、あんまり売っていない。たまに薬屋で見つけると、まとめ買いするようにしている。 
――――
 松浦さんの1年生の座学=「肝臓」。肝臓は、いわゆるスグレモノである。身体の中に入ってくる殆ど全ての物質の、様々な処理を引き受けている。その働きはよくコンビナートに例えられ、1つの肝臓の化学処理能力は工場地帯一つ分に相当する、などと言われる。どういう計算方法による比較か、詳しくは分からないけど。
 ボクの実技の授業は、腰椎のCMTの復習。
 夕食=カキフライ、焼き鳥、シュガートーストなど。

|

« イバリュエーション | トップページ | ストア・ポイキレ »