朝
昨晩は久しぶりにビールから泡盛と飲み継いでしまい、今朝は二日酔いで気分が悪い。こんな時、必ず心の中で反芻する言葉がある。
「どんなに悪い状況でも、朝になれば必ず好転して見えるものだ」
これはアメリカの元国務長官コリン・パウエルの自伝『マイ・アメリカン・ジャーニー』にあるものだ。その下が考えにくいぐらいの本当に悪い状況であれば、理の当然として、時間が経てば多少はマシになる可能性が高い。また仮に状況が変わらなくても、一晩寝て元気が出れば、対応する力も沸くし、解決のためのいいアイディアも浮かぶものだ。
しかし飲んじゃうと、これがまるで成り立たなくなるわけで、いかんなぁ飲み過ぎは、心にも体にも。賢人の言葉も酔っぱらいには猫に小判だ。
昔は朝は苦手だった。血圧が低めだし、とにかく若いうちはいろいろとしんどいこと、面倒なことが多いわけで、朝はそういったものとの対峙の始まりだ。が、今は朝、好きですねぇ。形容詞を探すなら「清澄」だね、朝の気分は。それだけ落ち着いてきたってことか、生活が。
日本の北、ユーラシア大陸につながるあの半島を朝鮮半島という。漢字で表現されたあらゆる熟語、名詞で、この朝鮮という言葉ぐらいいいものも少ないのではないかと、朝が好きになってから常々思う。朝の新鮮な感じ。これをやっぱりイメージしたんだろうなぁ、考えた人は。コリアンの方々ってのはネーミングの天才だね、昔から。
2年生の授業。股関節脱臼、股関節症、大腿骨頭壊死症と見てきた。今日はまず、そういったトラブルをこじらせてしまった場合の最終手段としての、股関節の様々な手術法について講義。
カイロプラクターは手技療法家である。何故手術についてなど学ぶのか? 仕事で必要だからである。だって聞かれますから、患者さんから、手術のことについて。手技療法で様子を見た場合と、手術に踏み切った場合双方のメリット・デメリットについて説明できることは大切である。
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