« 「学院便り」スタートします! | トップページ | 今日は2年生 »

「上肢の神経」」&「胸椎のスタティック・パルぺーション」

Photo_36

今日の1年生の授業、座学は「上肢の神経」です。カイロプラクティックに来られる患者さんの症状として「腕のしびれ、違和感」を訴えられるケースは少なくありません。上肢に分布する神経のしくみを知ることは重要です。2年生の整形外科学にてさらに詳しく勉強するため、今日は基本的な神経の走行、名称について学びました。
 実技は「胸椎のスタティック・パルぺーション(静的触診)」です。モデル役の人に腹臥位(うつぶせ)になってもらい、ひたすら、背中の胸椎の棘突起という部分を指でとらえていきます。人体の骨格には、触診を素早くするのに便利な「ランドマーク(指標、目印)」というものがありますので、それらを活用して触診していきます。
 浮遊肋骨という第11および第12肋骨の触診もおこないました。この部分は構造上不安定であり、浮遊肋骨の骨折は、カイロプラクティックに限らず手技療法の世界ではもっとも多い事故と言われます。「浮遊肋骨の事故を避けられる者は、浮遊肋骨の場所を的確に捉えられる者のみ」を肝に銘じて、練習を繰り返しました。

 授業の後は先週おこなわれた「下位頸椎のモーション・パルペーション&CMT 実技テスト」で合格点に至らなかった学生の皆さんの補講が行われました。大川学院の実技テストは他の学生が見ている前、つまり「公開」でおこなわれます。そのため、テストの最中に頭の中が真っ白になってしまい、普段の実力を出し切れない方もおられます。そんな方でも大丈夫! 授業終了後、補講が無料で受けられるのです。あきらめずに繰り返し反復すれば、どんな方でも昨日よりは今日、必ず上達していきます。。
 また、公開の「実技テスト」を繰り返し受けていると「物怖じしない度胸」がついてきます。実際の現場で患者さんに相対する時はもっと緊張しますから、在学中から、プレッシャーに慣れることは後々役に立ってくるのです。(小梨)

|

« 「学院便り」スタートします! | トップページ | 今日は2年生 »