動作テスト
2年生の実技、動作テストの練習風景です。よく使われるテストではありますが、何事も基本の手順はあるものです。
『腰椎の屈曲は、患者さんに肩幅の広さに脚をひらいて、姿勢を正して立ってもらいます。術者は患者さんの右斜め後ろに立ち、右手をL字型にして患者さんの右肩に引っ掛ける。左手は、患者さんのの腰椎真中に、前腕垂直押圧の型に当てる。「上半身を前に倒してください」「行けるところまで行ったら戻ってきてください」と動きを誘導するが、倒れそうになったら、右手で引き上げること』
『伸展は患者さんの左斜め後ろに立って、左手(示指、母指)を鎖骨上に、右手を骨盤上に置く。「顔を正面に向けたままで、膝は曲げないで、上半身を後ろに倒してください」「行けるところまで行ったら戻ってきてください」 最初、左手で鎖骨付近をA→Pに、右手で骨盤をP→Aに、軽く押すが、これは初速を与えるのみ。患者さんが動作を開始したら両手を離し、触らないこ』
『屈伸後、「前に倒すのと後ろに倒すのとで、どちらか、痛いとか、行きにくいという事がありますか?」「痛いのは、どの辺ですか?」とたずねる。モーションパルペーションは他動運動ですが、動作テストは自動運動です。患者さんが自分で、屈伸・左右回旋・左右側屈(6動作)を行うのです。動作途中で、転倒させないような、症状を悪化させないような体勢を取る。つまり「保護」の体勢をとることにも注意を払ってください』
(小梨)
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