インゲージ
関節の動く範囲は「自動的可動域、他動的可動域、関節の遊び、病理的可動域」に分類することができます。CMTは関節の動きを回復することができますが、決して、病理的可動域にまで操作が入ってしまってはいけません。病理的可動域に入るということは、最悪の場合、脱臼。そうでなくても、関節周囲の軟部組織である、関節包や靭帯を損傷させてしまうからです。
今日は、CMTをおこなううえでは必ず知っておかなければならない、他動的可動域の最終端におとずれる「抵抗」を感じ取る練習でした。この「抵抗」までもっていくことを「インゲージ」といいます。インゲージがわかれば、突発的操作である「スラスト」は短く安全におこなうことが可能です。(小梨)
| 固定リンク