2年生の実技「上肢のCMT」
『四肢の症状ですが、脊柱にも問題が潜んでいる可能性があります。患者さんの言葉を鵜呑みにせず、場合によっては脊柱の検査も行ってください。四肢の治療の基本的なルールとして、患部の状態がフィクセーションであれば、可動性を与える治療を施します。可動性亢進の場合は患部を固定。急性の場合はRICE処置を施します。慢性の場合は、患部を動かし、温熱療法を用います』
『四肢の検査の手順。まず問診にて、症状とその原因について確認。痛いところを指差してもらいます。特定の部位を示していれば、四肢の問題である可能性が大です。痛みの強さと痛みの出る時間帯・特定の動作、緩和・増悪要因、痛み出したのはいつか、慢性・急性の区別、どのように外傷を負ったか、外力が加わった方向の確認・・・・・・』
『四肢の検査の手順。視診。急性の場合、患部の炎症・変色をチェック。慢性の場合、関節のフィクセーション、ミスアラインメントの向きを把握します。骨折の疑いがあるケースでは音叉テストを用います。
患部より遠位の骨に音叉の付け根をあてて痛みの増悪の有無を確認するのです。』
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