フェンサースタンスの重要性
実技の授業「ルーティン2」が続いています。 「ルーティン2」とは、大川学院の直営院において、施術の後半約15分をかけておこなう軽めの筋肉の緩和操作です。施術の最後に全身の血行をよくし、心地よくなって帰って頂く、というアフターフォローの役目も持っています。もちろん、軽い肩こりや背中の張り、腰痛にも十分対応できるテクニックであることはいうまでもありません。
写真は「肘打ち」と呼ばれるテクニックの練習風景ですが、この「肘打ち」も含め、「ルーティン2」の授業にて頻繁に出てくる基本のひとつに「フェンサースタンス」があります。「フェンサースタンス」とは、前膝を曲げて後ろ膝を伸ばした構えの立ち方で、手技療法、特にカイロプラクティックのテクニックでは頻繁に用いられるものです。同じような構えは、武道の世界でも、例えば空手道では「前屈立ち」としてみることができます。
テクニックを学んでいくと、次第に、いかに自分の体重を有効に利用するか、重心の移動を自在におこなうのか、が大切であることに気がつきます。その重心移動のコントロールに「フェンサースタンス」は優れているのです。具体的には前膝の屈伸が活かされるのですが、そのほかにも習得することで、姿勢が正され、術者の腰の負担が守られる等のメリットもあります。
1年生のうちに、是非とも身につけておきたい基本中の基本といえるでしょう。
(事務局長 小梨修司)
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