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セミスペシフィックCMT(胸椎スプリングテスト)

Sany0004 実技は、胸椎のスプリングテストから始まりました。スプリングテストとは、背骨の関節の動き(バネ)を調べる検査法で、12個ある胸椎の、どの部位のバネが低下しているのか? を見極めるためにおこないます。「素早く、リズミカルに検査する」のが原則。1ヶ所だけ調べても、何もみえてきません。他と比較してはじめて、動きがよいのが悪いのか、の判断がつくからです。
 慣れてくれば10秒以内で、動きが低下している椎骨をみつけることができます。しかしながら、このテストも例外なく、習熟するためには何回も何回も反復して練習する必要があります。今日はすべての学生さんは、8人程のモデル(これも学生)の背骨を、交代交代で検査し、触診の感覚をインプットしていきました。このような経験がつめるのは、ある程度の学生数がいる弊校の利点です。
 また、全員とはいきませんが、極力、学生さんを指名して、テクニックを実際にインストラクターの前でおこなってもらうようにもしています。これは次の3つの理由からです。
①インストラクターの説明を理解しているかどうかの確認
②授業がない日に、テクニックをきちんと復習しているかどうかの確認
③学ぶ意欲、モチベーションを維持してもらうため
 インストラクター側からは、学生さんのことはよく見えます。入学してしばらくは、習得しようという意欲に燃えていても、途中で、その意欲が薄れていくことが見受けられます。悪い意味で慣れてくる・・・のですね。それらは目の輝きに現れます。
 心身のコンディションがありますから、よほど気をつけている方以外は、誰しも身に覚えがあることと思います。授業時間は限られていますので、それは大変もったいないこと。指名はひとつの「カンフル剤」として受け取って下さい。
(事務局長 小梨修司)

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