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胸椎のCMT

 1年生の実技は胸椎のCMTに入りました。前回は「CBTP(Crossed Bilateral Transverse Pisiform)」という、よく使われる代表的な胸椎のテクニックを練習。基礎になるところなので、冒頭はその続きをおこないました。
「CBTP」は、日本語では「交差両側横突起豆状骨矯正法」といいます。名前のとおり、コンタクトするのは標的椎の横突起。よって術者は、まず先に正確な触診ができなければなりません。
 場所をとらえたら、今度は皮膚のたるみをとって、豆状骨をずれないように横突起に当てます。フェンサースタンスで立ち、スラストの方向も考えてフォームを作っていきます。一つ一つ細かく、確実に手順を追っていくのが、オーソドックス・カイロプラクティック・テクニックなのですね(前期に習うセミ・スペシフィックCMTとは対照的です)。
 写真は「ストレート豆状骨(Straight Bilateral Transverse Pisiform)」という、下位胸椎(T9~T12)に使われるCMTを説明、実演しているところです。↓↓↓
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 このテクニックは肘を曲げているため、ボディドロップの力が有効に伝わりません。そのため、スクープ・モーションという手首のスナップを使ったスラストをおこなうのが特徴です。いろいろと小技も出てきますが、憶えておくと応用がきいて便利です。
(事務局長 小梨修司)

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