モーション・パルペーション・スキャン/ウェーブ
今日の1年生の実技は「モーション・パルペーション・スキャン/ウェーブ」です。詳しい検査をおこなう前に、問題がありそうな部位を推測する、おおまかな見立てをたてるためにおこなうものがスキャンです。スクリーニングともいます。
訓練して精度があがると、はじめて来院された患者さんを施術させていただく場合に、集中すべきポイントを絞ることができます。効率がよい流れで手技をすすめていくことができるのですね。
前回までは筋肉、皮膚、姿勢、脊柱のアラインメントなどを評価する手技を学びました。今回は脊柱の関節の動き(スプリンギング・モーション)をチェックします。現在では、静止時の背骨の触診(スタティック・パルペーション)よりも、動きを感じとる方が、臨床的な価値は高いと考えます。
4月生の皆さんは、半年、実技を受け続けているので、フォームを素早くまねできますが、10月生の皆さんはやや大変そうです。PSIS(上後腸骨棘)の位置を探すなど、無我夢中だと思いますが、なんとかついてこられていたようです。
(事務局長 小梨修司)
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