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カイロプラクティック概論

 1年生の実技では、5回に渡ってカイロプラクティックの歴史や理論的な内容を学びました。
 後半の回は「治効理論」についてです。カイロプラクティックの効果でよく知られているものに、痛みの軽減作用がありますが、これはゲートコントロールというしくみから説明することができます。ゲートコントロールとは何か? 解剖学、生理学の復習にもなる授業です。
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 また、近年研究が進められているのは自律神経への影響です。アジャストメントには、交感神経の活動を抑制する働きもあるようなのです。
 慢性痛の緩和や、胃腸などの消化器の機能向上の説明も、そのルートからおこなうことができます。自律神経のバランスが整うことは、長い目で見れば、血圧の安定化に通じます。10年単位で考えると、その先の脳血管性障害や心疾患の予防にもつながってくるのです。「治効理論」を知ると、カイロプラクティックが予防医学として本領を発揮する尊さがみえてきます。
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(事務局長 小梨修司)

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