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梨状筋症候群

 水曜日の1年生の基礎医学を担当している平林(はりきゅう/整体の一鍼治療院)です。
「下肢の神経」がテーマの授業では、途中、臨床でよく話題になる「梨状筋症候群」の話が出ました。興味深いテーマですので、あらためて振り返ってみたいと思います。
 坐骨神経痛を引き起こす疾患は様々ありますが、「梨状筋症候群」はそのうちの1つです。
 殿部の中や太腿の後ろ側の坐骨神経の走行上、深い所から湧き出る様な”重だるい鈍痛”を伴います(実は私も梨状筋症候群持ちです)。
 梨状筋は洋梨型の、殿部深層部に位置する筋肉です。加齢や激しいスポーツなどで容易に硬くなったり肥厚し、この状態の筋が坐骨神経を圧迫する事で神経痛が発症します。例えばマラソンの選手などは、梨状筋症候群との闘いと言われるほどよく悩まされます。
 しかし、筋肉の肥厚や硬化はレントゲンでは写らないため、医療機関では見逃される事も多いようです。友人の市民ランナーはこの痛みに襲われると、「ゴルフボールをお尻の下に入れてぐりぐりとやるのだ」と教えてくれました。
 私達カイロプラクターも、硬く肥厚した梨状筋を柔らかくすることができれば梨状筋症候群の改善を導く事が出来ます。 ですがゴルフボールをお尻に敷いて・・・等とは言えません! (ホームエクササイズとしてはいいですが)
 どのような手技がよいか? すでに4月生の方は学んでいますよ! R1で練習した殿部TPTとカエル脚です。とくにカエル脚という施術は非常に有効なはず(私は鍼灸師でもあるので、鍼を深層部の梨状筋まで入れて直接柔らかくして しまいますが・・・)。
 カエル脚の活用法をいま一度考えてみるのもよいのではないかと思います。

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(↑↑↑ 「下肢の神経」がテーマの基礎医学。腰痛、坐骨神経痛の患者さんを担当することが多いカイロプラクターにとっては必須の知識です。)

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(インストラクター/一鍼治療院 平林勲)

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