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2013年6月

1年生基礎医学/扁桃炎、アデノイド

 水金の基礎医学の授業を担当している市原です。

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 ヒトの口の奥、ノドの周りには扁桃(へんとう)というリンパ組織がいくつかあります。リンパというと一般の方は「リンパマッサージ」などをイメージするかもしれませんが、そもそもリンパ組織は免疫機能であり、白血球の一種です。
 簡単に言えば、ヒトの中の防衛隊ですね。その防衛隊の基地を扁桃というのだとイメージしてください。
 ヒトの口や鼻は、外部から空気や食物を取り入れる重要な場所ですよね。重要な入口に防衛隊や警備隊を配置しているのが扁桃です。
 ここには、口蓋扁桃、舌扁桃、咽頭扁桃(アデノイド)、耳管扁桃というリンパ組織で輪っか状になるような配置で存在し、医学的名前でも咽頭リンパ輪(ワルダイヤー輪)と呼ばれます。
 咽頭にある検閲所って感じでしょうか?
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 ここで、細菌や雑菌などを退治するよう働くのですが、戦っている時に扁桃は腫れたり、赤くなったりし、体温が上がることも多分にあります。
 子供の頃よく、「扁桃腺が腫れて、熱が出た。」なんて話をよくしますよね、子供心では「へんとうせんって、なんて嫌なものなんだ。」と思ったりしました。でも実は、扁桃腺が腫れて熱が出るのは、自分の免疫力(防衛隊)が病原菌などと戦ってくれている状態なのだと大人になってから理解したものです。
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 免疫力は、東洋医学の世界では気の5つの作用のうち文字どおり「防御作用」にあたります。
 また、この防御作用を司るのは4種類の気の中の「衛気」というものです。衛気が主体となって、外邪(がいじゃ)から守る防衛作用活動を行います。
 外邪は病原菌や細菌であり、衛気はリンパ球を含む白血球で、防衛作用が免疫力であると思っても良いと私は思っています。
 東洋医学は、気・血・津液の滞りや不足からくる不調を調整する治療方法ですが、炎症などの場合、衛気が不足気味であれば補ったり、冷却機能が弱っていれば津液を整えることを適材のツボを考えて治療します。
 東洋医学では未病という病気が発症しない前に、心身を整えておこうという概念がありますが、カイロプラクティックでは自律神経の交感神経と副交感神経のバランスを整えるのが未病治に通じるものだと思います。未病の段階で常に心身を整えておくことが、扁桃をはじめとする免疫力がイザという時に充分力を発揮できるものだと思います。

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JACMセミナーPR動画/「青山一丁目カイロ院流実践テクニック講座」

 2013年7月15日(祝・月)には日本カイロプラクティック医学協会(JACM)主催セミナー「青山一丁目カイロ院流実践テクニック講座」(講師:山口博先生。青山一丁目カイロプラクティック院院長。)が開催されます。
 ”25年間で8万人を超える施術経験”。多くの方にご支持いただいている安全かつ効果が高い手法をご紹介します! そのPR動画です。皆様のご参加、お待ちしております! ↓↓↓

【セミナーの詳細です。クリックで拡大します。↓↓↓】

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(インストラクター/事務局長 小梨修司)

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学校説明会

 今日は学校説明会がおこなわれました。こちらは大川学院長の「Q&A」の模様です。↓↓↓
Q:
 一人前になるにはどれくらいかかりますか?
A:
 どのレベルを一人前とするのか、ということは難しい問題ですが、例えば自分および自分のご家族の生活が成り立つぐらいお金を稼ぐことを一人前と言うのであれば、平均的には卒業した後2、3年ぐらいではないでしょうか・・・(続きは動画をご覧下さい。↓↓↓)

【次回の学校説明会は2013年7月14日(日)午後6時からです。2013年4月生、10月生入学申し込み受付中です。スタッフ一同、ご来校をお待ちしております。】

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(インストラクター/事務局長 小梨修司)

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2年生実技/応用CMT(矯正法)

 2年生で実技インストラクターを担当している苅田大蔵です。
 「応用CMT(矯正法)」の授業(総復習)の様子です。既に習った基礎的なCMTをより実践的にしていきます。

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(↑↑↑  足の組み方・位置についての指導。より良い手技のために妥協はしません!)

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(↑↑↑  どうすればうまくいくのか、そのポイントを指導中・・・「そうだったのか!」。)

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(↑↑↑  頸椎(首)に対するCMTの見本を行う大川学院長。)

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(↑↑↑  大川学院長による直々の指導。周りの人も手を止めて見入ってしまいます。)

 だいぶ皆さんフォームがきれいになってきました!

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R2の「肘打ち」

 実技インストラクターを担当している山本理絵です。
 今回は学生さんが大川学院の実技でどのような練習をしているのか、一例をご紹介したいと思います。

 R2の中に「肘打ち」という、脊柱起立筋をリリース(緊張を取り除く)する手技があります。R2は患者さんへ心地よさを提供する手技のため、広いコンタクト面、弱い圧を主眼としますが、この肘打ちは例外。比較的強い圧を加えます。
 手より肘は鈍感ですので、安全におこなうてめに、基本フォームが何よりも大切。また、この「肘うち」を通じ、体技の基本となる術者の重心移動やスタンスも身につけてももらいます。
 おこなう課題は、以下3種類の方法を実際におこなってもらうというもの。受けているモデル役の方には、圧の入り方、心地よさを感じてもらいます。

【課題】
①頭方から足方への重心移動によって加圧する。(テキスト通りの基本型)
②外側か内側への上半身の重心移動によって加圧する。(「応用型」)
③下半身が動かず、腕力(肘)だけで加圧する。(いわゆる「手打ち」の手技)

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(↑↑↑①膝の屈伸を使って術者の重心を移動します。スラック(皮膚のたるみ)は頭方から足方に自動的にとることができ、かつ床方向へまっすぐ圧が入ります。 )

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(↑↑↑②術者の前後に上半身を振る(患者さんにとっては外側→内側)、振り子運動による押圧です。上手くおこなえば①とほぼ変わらない心地よい押圧ができます。デメリットは前後に振る勢いで横滑りして、背骨や肋骨に肘が当たる危険性があることです。 )

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(↑↑↑③は下半身が棒立ちです。腕力だけで押すことになりますが、そうすると腕がプルプルと震えたり、常に一定の圧を加えることが難しくなります。うーん。術者は腰を痛めそう・・・。  )

学生さんそれぞれに体験してもらった後、「気持ち良さランキング」を出してもらいました。
結果はやはり①基本、②応用、③手打ち(←問題外!)という順番の方が多かったようですね。

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足三里

 1年生、水金の基礎医学の授業を担当している市原です。
 昼間部の座学終了後は、実技のアシスタントを行うことが多々あります。少し前、R2というルーティーンの手技の中で「足三里」というツボを狙いながら、前脛骨筋を押圧していく手技の練習がありました。

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 私が大川学院を卒業後、鍼灸師の資格を取って改めて気付いたことは、学院の基本施術であるR1、R2では意図的なのか、偶然なのか分かりませんが、東洋医学の経絡(ツボの道筋)、経穴(ツボ)を効率よく活用しているな、ということです。
 R2で利用した「足三里」は、古くは松尾芭蕉の「奥の細道」にも書かれており、江戸時代から一般的にも知られている有名なツボですが、さらに東洋医学的な説明も加えてみたいと思います。
 「足三里」は「足の陽明胃経」に属する、合土穴、四総穴、下合穴という臨床的役割の多い要穴と言わるツボで、場所は下腿前面、膝関節から下方3寸、前脛骨筋上にあります。
 臨床で使えるようにするためには簡単にこう覚えます。
 術者の示指のDIP関節を少しくの字に屈曲させ、その腹側凹面で、患者様の脛骨前縁を下方(足方)からすり上げます。脛骨粗面の隆起で止まった所の示指頭先端が足三里穴の目安となります。

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 R2の流れでは、患者様はうつ伏せの状態で、膝関節屈曲位で手技をおこないます。よって前記の方法でツボをとっていくのは体勢的にも無理があると思いますが、日頃から確認していればすぐ慣れておさえることができる場所だと思います。
 また、この「足の陽明胃経」には足三里の下方(足方)3寸に、上巨虚(じょうこきょ)、その下2寸に条口(じょうこう)、そのまた下1寸に下巨虚(げこきょ)という、鍼灸師が良く使うツボがあります。全て前脛骨筋上です。
 これらのツボがあることを意識しながら施術することで、足の疲れや胃腸不良、不眠などにも有効な効果が期待できるのではないでしょうか。
 是非、お試しください!

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お土産ありがとう!

実技インストラクターを担当している山本理絵です。事務局でおいしそうなおやつを見つけました~♪
じゃ~ん!!

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先日、直営院:元住吉整体院のスタッフ池田さんが学院へ遊びに来てくれたそうです。お土産ありがとうございます!
彼女と私は同期生で、学生の頃は一緒に遅くまで練習をしました。卒業してからはなかなか会う機会もなく・・・あぁ。会えなくて残念~☆
今度は私の出勤日に来てね~!!学生さん達にも是非現場のお話をして下さい!待ってま~す♪♪

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学校説明会

 今日は学校説明会がおこなわれました。こちらは安藤院長担当のカイロプラクティック施術の実演の様子です。胸椎の椎間関節へのアプローチをおこなっているところです。背部の柔軟性を回復した後、姿勢指導の実演に入りました。
↓↓↓
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 こちらは大川学院長の「Q&A」の模様です。↓↓↓
Q:
 仕事の関係で準本科への通学を考えていますが、本科に出て授業を受けてもよいのですか?。
A:
 ご自由に受けて頂いて構いません。熱心な方は本科に出て、また復習として同じ授業を受けるために準本科に出席される、ということがあります。実技はスポーツといっしょですから、何回でも練習して・・・(続きは動画をご覧下さい ↓↓↓)

【次回の学校説明会は2013年6月23日(日)午後6時からです。2013年4月生、10月生入学申し込み受付中です。スタッフ一同、ご来校をお待ちしております。】

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1年生本科/実技//R2 肘打ち

 水曜日の1年生の実技を担当している高橋順(なかのぶ整体院院長)です。
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 「肘打ち」という手技で最も大切なのは、何と言っても両肘を使って「三角形を作る!」ということです。安定した力を伝えるための基本。つまり「肘打ち」と言っても肘そのもので打つのではなく、「形を決めて体重をかける」ということがポイントなのです。
 人は疲れるとまず一番太い筋肉の脚を休めようと椅子に座ります。つぎに背筋を休ませようと背中を丸めます。そんな丸まった背中をゆっくり伸ばしながら、背骨の動きを回復させる効果もあります。
 またギックリ腰で来院された患者さんは背中全体が緊張しています。直接患部に触れなくても、この手技で背中をゆっくりほぐすことで患者さんの緊張を解き、回復を早めることに繋げることができます。

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(↑↑↑ 重心移動は下半身が決めて!前膝を上手く使うことを指導しているところです。)

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(↑↑↑ 胸の前で作った三角形は決して崩さない!)

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さぁ、ポイントをしっかり理解したらあとは練習あるのみ!体の使い方が分かるまで、繰り返し、繰り返し、とことん基本を大切に練習しましょう!

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1年生/基礎医学/副鼻腔炎

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 1年生、水金の基礎医学の授業を担当している市原です。今回のテーマは「副鼻腔炎」です。
 「副鼻腔炎」は以前、「蓄膿症(ちくのうしょう)」という病名でした。「蓄膿症(ちくのうしょう)」という言葉のひびきはどうでしょう? いかにもデリカシーのない命名だと思いませんか?
 おそらく、そのことに気がついた医学会で病名の変更がなされたのでしょう。
 数十年前と現在では、呼び名が変更された病名はいくつもあります。例えば、認知症は以前痴呆症と言われてましたし、統合失調症は精神分裂病と言われていました。
 命名する方は、医師です。その症状や状態を見て特徴的に名前を決めるのでしょうが、そんな病名を付けられた患者さんの気持ちにまでは気配りが当時はできなかったのでしょう。

 ところで、副鼻腔炎は副鼻腔という鼻の空間(鼻腔)とつながっている顔面の骨の中にある洞窟のような空間のことを言います。そこが細菌やウィルスなどにより炎症して、粘液や膿(うみ)がたくさん溜まる症状を言います。
 この病気自体は、生命に危機をもたらすことはありませんが、年中鼻水が出やすかったり、鼻の通気が悪くなったりしますので、日常生活でのパフォーマンスが上がる訳はありません。カイロプラクターとしては、この患者様に対してどう対応していくことが良いでしょう?

 私は、鍼灸師でもあるので、もし副鼻腔炎の患者様を治療することを東洋医学の面からも想像します。
 鼻は、東洋医学の五行論からすると肺と関わる部位ですから太淵や肺兪、また首の背側(後ろ側)にある風池や天柱なども使うと思います。
 アレルギー性の場合、もし花粉症からの副鼻腔炎ならば耳のツボも非常に有効だと思います。
 花粉症に対する耳のツボは、私も実際数名に行ったことがあって有効性は実感してます。これは、別に鍼の刺激でなくても構わないので、カイロプラクターでも充分応用できるものだと思います。
 もし、来院された患者様が副鼻腔炎を患っていたら投薬治療はもちろん行っていただきながら、自己免疫力向上にカイロプラクティックを有効に利用していただくことが、相乗効果をもたらすのではないかと思っています。

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2年生実技/応用CMT(矯正法)

 2年生で実技インストラクターを担当している苅田大蔵です。
 本日の課題は応用CMT(矯正法)。既に習った基礎的なCMTをより実践的にしていくための授業です。
 下の画像2枚は頸椎(首)に対するCMTについての指導の様子。頸椎は特に注意を要するところです。指導する大川学院長が手本を見せながら解説していきます。
 今までの臨床経験から得られた知識と技術をより安全に、より合理的に行うためのノウハウがここで伝えられます。

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(↑↑↑ 何をやったら危ないのか、どうすればいいのか、細かに指導する大川学院長。)

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(↑↑↑ セットアップが完了しいよいよ山場。緊張の一瞬です。)

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