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足裏押圧

実技インストラクターを担当している山本理絵です。
学院でどのような実技の授業をおこなっているのか、またその一例を解説したいと思います!

R2という筋肉緩和操作があります。その手順の最後から2番目におこなわれるのが「足裏押圧」です。
足は血液循環の悪くなりがちなところ。心臓へ戻って行く静脈は自力で血流を作ることができないので、筋肉を動かして(ポンプの役目)血流を作りますが、足はとくに重力に逆らわないといけないから大変

足、下腿の筋肉が疲労などで動かないと、悪循環を起こしてむくんだり、だるくなったりするのです。
人の身体は、悪いところ(血行が滞っている)に刺激を与えると気持ちよいと感じるようにできています。
また、押圧という物理的な刺激により血流をも促します。

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↑ ↑↑  まず最初に足裏押圧をおこなう前に「内旋セット」という準備をおこないます。
つま先を内側に向け(股関節内旋位)、足裏が天井を向くようにするのですが、この操作をおこなうことで、カイロテーブルと足の間の隙間がなくなり、押圧が安定しやりやすくなります。

しかし、ほとんどの方、とくに女性はうつ伏せに寝るとつま先が自然に内側を向きます。一部の男性の方のみ外側を向くのです。よって普段おこなうことが少ない操作とも言えます。

「それじゃあ、毎回ルーティーン的に内旋セットをおこなう必要ってないんじゃないの?」

そんな意見が聞こえてきそうですね。確かにその通りですが、悲しいかな、この「内旋セット」も、普段やらないでいるとついやり方を忘れてしまうのです!

忘れないための工夫、それが「どの患者さんにもおこなう」=「ルーティン化」なのです。
 
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(↑ ↑↑「踵骨の背側から、押して行きます!!」)

手技は骨格模型も使って説明します。骨の名前なども手技と同時に覚える方が頭に入りやすいんですよ~。

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↑↑↑ 押圧は4種類です。
①と②は、アキレス腱や踵からテンポ良く早いリズムで1ヶ所1押し。
③は、2ヶ所をジワ~っと各8秒間持続圧。トリガーポイントの好発部位。東洋医学のツボとも一致している場所です。
④は、「とにかく押せ押せー!!」。場所によってどこかに効くなどはなく、気持ちの良い場所をとにかく押せばいいのです!!

今日の板書はなかなか上手に書けました自画自賛~

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